グローバル為替・金利展望月2回発行

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グローバル為替・金利展望 2024年8月26日

【ユーロ】今後の見通し:ユーロ圏の24年4-6月期妥結賃金は前年同期比3.6%増となり、前四半期(同4.7%増)から伸びが鈍化しました。一方、24年8月総合PMI速報値は51.2(前月は50.2)と市場予想に反して上昇し、ユーロ圏景気の持ち直し継続が示されました。もっとも、業種別では製造業は低迷しており、22年7月以降好不況の分岐点である50ポイントを下回っています。なお、サービス業の上昇はパリ五輪による一時的効果とみられ、景気減速懸念は引き続き燻るとみられます・・・

野村證券株式会社 投資情報部

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No. タイトル 発行日
No.15 グローバル為替・金利展望 2024年8月13日
【米ドル・円】注目点と今後の見通し:米国では株安を受けて市場の利下げ観測が強まり、8月5日には9月の0.5%ポイントの利下げを含めて24年中に1%ポイント程度の利下げを織り込む場面もありました。7月の雇用統計が労働市場が一段と悪化する可能性を示唆するもであったことを踏まえ、野村證券では米国の利下げ見通しを24年中は3回(9月、11月、12月)と従来の2回(9月、12月)から修正しました・・・
2024年8月13日
No.14 グローバル為替・金利展望 2024年7月29日
【米ドル・円】注目点と今後の見通し:7月末にFOMCを控えて、市場では24年中に2回の利下げを完全に織り込み、25年末までに6~7回の利下げを見込んでいます。米国の24年4-6月期実質GDPは前期比年率+2.8%と前期の同+1.4%から加速したことから、7月FOMCでの利下げの可能性は低下しましたが、9月FOMCでの利下げ開始の可能性は高いと見られます・・・
2024年7月29日
No.13 グローバル為替・金利展望 2024年7月16日
【ユーロ】今後の見通し:仏総選挙(第1回投票が6月30日、決選投票が7月7日)では、極右「国民連合」が事前の予想から大きく下振れ第3勢力となり、最も財政拡張的な政策を掲げていた左派連合が最大勢力へ躍進しました。もっとも、極端な政策が実施される可能性は低いとみられ、選挙結果が確定したことで仏政治を巡る不透明感は落ち着きつつあります。一方、市場では政府・日銀が円買い・ユーロ売り介入に踏み切るとの見方が高まっています・・・
2024年7月16日
No.12 グローバル為替・金利展望 2024年7月1日
【ユーロ】今後の見通し:ユーロ圏の景況感改善に足踏み感が出ています。ユーロ圏の6月総合PMI(速報値)は50.8と、4ヶ月連続で節目の50を上回りましたが、市場予想(52.5)に反して前月から悪化しました。また、ドイツでは6月Ifo企業景況感指数が88.6と、市場予想(89.6)に反して2ヶ月連続で悪化しました。欧州委員会の対中国製EVの追加関税による貿易摩擦激化懸念や、欧州議会選後の仏政治の混乱等から、企業の景気見通しへの懸念が強まりつつあります・・・
2024年7月1日
No.11 グローバル為替・金利展望 2024年6月17日
【米ドル・円】注目点と今後の見通し:FRBは24年の利下げ見通しを1回相当に修正しました。ただし、野村證券では24年の経済データはFRBが9月から年内2度の利下げを行うのに十分なものになる可能性があると見ており、従来の金融政策見通しを据え置きました。具体的にはFRBの利下げは24年中は2回(9月、12月)、25年中は4回(3月、6月、9月、12月)、いずれも0.25%ポイントの引き下げを予想しています・・・
2024年6月17日

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