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【ユーロ】今後の見通し:トランプ関税を巡る不確実性などから、ラガルドECB総裁は「我々は様子見できる好ましい位置にある」と発言し、当面政策金利を据え置く可能性を示唆しています。また、ユーロ圏の25年7月総合PMIは51.0と前月(50.6)から上昇し、24年8月以来の水準を回復しました。相互関税(上乗せ分)の停止期限とされる8月1日までにEUが米国との関税交渉で合意となれば、景気失速リスクは一段と後退するとみられます・・・
野村證券株式会社 投資情報部
バックナンバー(直近5件分)
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No. | タイトル | 発行日 |
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No.13 | グローバル為替・金利展望 2025年7月14日 【英国ポンド】今後の見通し:25年7月2日の下院の首相質問でスターマー首相がリーブス財務相の続投を明確に支持しなかったことを受け、金融市場ではリーブス氏の退任観測が広がり、英市場は株式、債券、ポンドが下落するトリプル安となりました。市場の混乱は短期間で収束に向かったものの、英国経済のスタグフレーション懸念が根強い中で、追加的な財政出動余地が限られていることには注意が必要です・・・ |
2025年7月14日 |
No.12 | グローバル為替・金利展望 2025年6月30日 【米ドル・円】注目点と今後の見通し:野村證券では、米国の金融政策に関して2025年12月から3会合連続で各0.25%ポイントずつの利下げを実施すると予想しています。25年6月のFOMC会合でもスタグフレーション(景気減速下でのインフレ高進)リスクが高まる中で、利下げに慎重になっている様子が確認できました。ただし、足元で一部のFRB高官が早期利下げに言及し始めたことから、7月FOMC(29~30日)での議論の行方が注目されます・・・ |
2025年6月30日 |
No.11 | グローバル為替・金利展望 2025年6月16日 【ユーロ】今後の見通し:複数のECB高官が追加利下げを急がない意向を示しており、ECBに対する利下げ期待は後退しています。野村證券では、中銀預金金利の着地点は1.50%になるとの予想を維持していますが、利下げ時期の予想を従来予想(25年7月、9月)から後ずれさせ、同年9月と12月の利下げ実施を予想しています・・・ |
2025年6月16日 |
No.10 | グローバル為替・金利展望 2025年6月2日 【米ドル・円】注目点と今後の見通し:5月FOMC以降のFRB高官の発言からは、先行きの不確実性が高い中で、当面の間は政策金利の据え置きがFRB内のコンセンサスである様子がうかがわれます。野村證券では、FRBは2025年12月から3会合連続で0.25%ポイント(pt)の利下げを実施すると予想しています・・・ |
2025年6月2日 |
No.9 | グローバル為替・金利展望 2025年5月19日 【ユーロ】今後の見通し:ユーロ圏の25年1-3月期実質GDP成長率は前期比+0.4%となり、前期(同+0.2%)から加速しました。一方、米国との通商協議では英国やアジア諸国などに比べて出遅れており、EUは5月8日、交渉に失敗した場合に備え、950億ユーロ規模となる米国への追加関税の対象を公表しました。対米交渉の進捗を慎重に見極めることが必要と考えられます・・・ |
2025年5月19日 |